①門司港駅(福岡県北九州市)設計:九州鉄道管理局

建築散歩

こんにちは!
今回も北九州市つながりで門司港(もじこう)駅をご紹介します!

門司港とは九州のほぼ北端で、
もともとは国際貿易港もあり、中国や欧米、台湾との窓口でした。

さらに本州とを結ぶ橋のすぐ近くで、九州鉄道の発着点として発展した場所です。
調べると駅ができたのは 1914年ということで100年以上前です!!

保存性がとても良く、国の重要文化財に登録されています。

一級建築士試験の建築事例にも出題されたことのある大事な建物です。
では見ていきましょう!

外観

現在の姿はこちら!

窓や屋根のデザインにレトロ感を感じます!
門型ですね。左右対称。公共建築らしく単純明快な外観!
シンプルなので、古めかしい印象は感じさせません。
クラシックカーのようにちょっと愛でたくなるようなデザインですね。

反対側からはこんな感じ!
中央上部に大きな時計があり、駅らしさを出しています。

内観

知らなかったのですが、現在でも駅として使われています!
案内板は新しく、点字ブロックもあり、整備されています。
見どころはここから!

旧三等待合室を現在はスタバとして活用

ここは当時の旧三等待合室の入り口ですが、
修繕工事が行われ、現在はスタバとして使用されています。

当時の鉄道車両は一等から三等までの等級に分かれていたようです。
店内には外壁の作りがわかる小窓が設置されています。
木の柱に瓦を貼り、その上にモルタルを塗る・・・となんとも特徴的な作りです。


カフェとしての使い勝手を考慮してエレベーターが設置されました。

旧貴賓室(2階)

エレベーターを上がって2階に行きます。
2階は貴賓室や食堂として使われていたようです。

奥には線路が見えます。

食堂は時間が悪く閉まってしました。

扉の丁番がおしゃれ!

ハンドルもこだわりですね。

鍵はセキュリティを考慮してでしょうか。
新しいものに交換されていました(笑)

(続く)

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